ロレックス オイスターパーペチュアル(Rolex oyster-perpetual)

Contents

オイスターパーペチュアル(oyster-perpetual)について

ジョン・ハント卿に率いられていたイギリスのエベレスト遠征隊では、ニュージーランドのヒラリー氏とシェルパ、テンシン氏が最初にエベレストの登頂に成功した。遠征隊は山の厳しい気候や激動の中でも正確に時を刻み、役目をはたしたロレックス・オイスターパーペチュアルを装備として携帯していた。

ロレックスは、「オイスターケース」「パーペチュアル」「デイトジャスト」という、腕時計業界で有名な三つの発明により、時計の使い勝手を向上させる貢献をしていることで知られています。その中で、「オイスターケース」と「パーペチュアル」を搭載したモデルが「オイスター パーペチュアル」です。

このモデルをベースに、ロレックスが誇るプロフェッショナル仕様のモデルである「サブマリーナー」「ミルガウス」「エクスプローラー」が開発されました。

オイスターパーペチュアル(oyster-perpetual)の機能

防水性

1926年にロレックスが開発したオイスターケースは、防水性と堅牢性の象徴です。牡蠣(かき)が硬い殻を備えていることから名付けられました。裏蓋とリューズは潜水艦のハッチのように厳重にねじ込まれており、水や誇り、圧力などから高性能ムーブメントを保護している。

高精度クロノメーター

ロレックスオイスターに取りつけられた赤いタグとダイヤルに刻まれた「SUPERLATIVE CHRONO-METER OFFICIALLY
CERTIFIED」は真のクロノメーターであることの証明です。これはスイス時計の精度を証明する公的機関・スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)から与えられる称号なのです。

自動巻き機構

1931年にロレックスが発明した自動巻きのメカニズム、パーペチュアル・ローターは、半月型のローターが手首の動きをとらえ、両方向に回転する構造になっています。この機構がロレックスに永続的な動力を与えているのです。

信頼性

堅牢性を追及した設計、厳正に行われる審査、高品質で耐久性に優れている素材が採用され制作されたロレックスの時計は、高い信頼性のもと長年大きな故障なく使用することができる。

オイスターパーペチュアル(oyster-perpetual)の歴史

  • 1926年ロレックス3大発明の一つと言われるオイスターケースが開発された。オイスター・ウォッチカンパニーが開発した時計用防水ケースを加工し作成したものである。ねじ込み式のリューズとスクリュー式の裏蓋を組み合わせ、ロレックス独自の完全防水ケースを作り上げた。
  • オイスターパーペチュアルは、1933年に発売されました。その発売に先立ち、1931年に360度回転式ローターを備えた自動巻き機構「パーペチュアル」が発明されました。そして、この機能を併せ持ったモデルがオイスターパーペチュアルです。

通称「バブルバック」

初期のオイスター パーペチュアルは、裏蓋の部分が膨らんで見えることから、「バブルバック」とも呼ばれています。この初期型は、1931年から約50年間にわたりリリースされています。その中でも、Ref.2940や3131、5015などがあります。これらの初期型に搭載されているムーブメントは、Cal.520(AR)や630NAなどです。ケース径は31mmで、後に紹介する「セミバブル」よりも少し小さく、約20年間にわたり製造されました。そのため、文字盤や針の種類が豊富であり、現在もコレクターの間で人気があります。