アカデミー独立時計師協会
Academie Horlogere des Createuvs Independants
その活動は多岐にわたり、バーゼルワールドでの新作展示発表や、HPでの作品や作者の紹介、若手時計師の育成活動などを軸に展開。
採算性や生産効率を重視するメジャーブランドの現場からあえて離れ、独立ブランドや個人工房を各人が設立。
自由な発想で斬新かつユニークな複雑機構を備えたオリジナルモデルをそれぞれのメンバーが発表している。
入会には既存メンバーによる推薦と同意が必ず必要で、その入会規則は非常に厳格です。
機構の独自性や完成度、部品精度やクオリティなど様々な項目が慎重に審査される。
日本人にもアカデミー会員は存在しており、「手仕事」にこだわり部品から手作りで制作する時計工房を開設する菊野昌弘氏が在籍する。
季節の変化に沿って12のインデックス(干支)が自動的に移動する「和時計」や、オートマタ機構の「折り鶴」などが代表作だ。
プロダクトデザイナーとしてのキャリアと才能を生かし、時計機構を独自に研究設計している。
また、日本人として初のトゥールビヨンを位置からオリジナルで設計制作した功績が認められ、浅岡肇氏が正会員になっている。
両名ともにバーゼルワールドでも作品を発表している。